2018/07/23 号
No.1620 ヌバタマハナカミキリ(カミキリムシ科)
CANON EOS 80D+SIGMA 150mm APO MACRO OS
露出時間:1/10秒、絞り値:F9、ISO:320
日曜日の横浜は曇り、雨の予報、晴れマークの場所を探すと岩手県が晴れの予報。バスも確保できたので盛岡に行って来ました。去年から3回目となる森林公園に向かう途中の住宅地の一角に松の枝が切り捨てられていた。まだ青々しているので昨日辺りに伐採されたものだろう。とりあえず覗いてみると半ツヤの黒いハナカミキリがいた。クロハナカミキリか?確か撮っていた様な気がしましたが、今日の1頭目だし気が済むまで撮影。帰宅後調べるとクロハナカミキリは撮っていなかった。しかし、この個体はクロハナではなかった。他に候補に挙がったのがクロルリハナ、ムネアカハナ♂などですが、胴が先に行くほど細くなり翅端がえぐれているのに対しこの個体は寸胴で翅端が丸い。最終的に行き着いたのがヌバタマハナカミキリ。何より気になったのが『ヌバタマ(射干玉)』って何?植物のヒオウギの黒くて丸い種子の事で黒い事を例える時に使う掛詞のようです。要するに黒いハナカミキリってことか。リサイズのみ
No.1621 クビアカハナカミキリ(カミキリムシ科)
CANON EOS 80D+SIGMA 150mm APO MACRO OS
露出時間:1秒、絞り値:F8、ISO:320
公園内は松枯れ病対策であちこちで松が何本も伐採され丸太で積み上げられてビニールで覆われていた。他の木も一緒に切られて放置されていたのでこれは何かいるだろうと見て回りましたが全然いない。まだ午前中だしこれから来るはずだと自分に言い聞かせて探して歩く。昼近くなりようやくカラカネハナカミキリを見つけた。去年も撮ってるけどあまり見られないのでとりあえず色々なアングルから撮っておいた。撮っている時はカラカネハナカミキリだと思ってましたが、家で写真を見ると肢(腿節)にカラカネの様な黄色い部分が無い事に気付き、色々調べてみるとクビアカハナカミキリに辿り着きました。何枚も撮っておいてよかったよ。帰り際にはせっかく盛岡まで来てカミキリムシ4種類しか撮れなかったし、新種も無し。夏にもう一度来る予定も中止にしようと思っていましたが、まさかの新種2種追加でやっぱりもう一度来る事にしました。
リサイズのみ
No.1622 またも世界最大級 アカスジオオカスミカメ(カスミカメムシ科)
CANON EOS 80D+SIGMA 150mm APO MACRO OS
露出時間:1/4秒、絞り値:F8、ISO:320
世界最大級と言われるカスミカメムシにまた出会った。この最大級と言うのは何種類いるのだろうか?最大とは言い切っていないので5月に撮ったオオモンキカスミカメとはほぼ同じ大きさか?調べてみたらこのアカスジオオカスミカメのほうが大きかった。色彩変異が激しくこの個体はアカスジが無いタイプ。リサイズのみ
No.1623 キベリクロヒメハナカミキリ(カミキリムシ科)
CANON EOS 80D+SIGMA 150mm APO MACRO OS
露出時間:1/2秒、絞り値:F8、ISO:320
これは新種だと思っていたのもつかの間、3年前に1枚だけ撮っていました。しかし、オオヒメハナカミキリと同定を誤って載せていたので訂正。今年これで2件目の名前間違いが発覚とは(´_`)。リサイズのみ
No.1624 柿蘭 カキラン(ラン科)
NIKON D850+SIGMA 150mm APO MACRO OS+SIGMA APO TELE CONVERTER 1.4x
露出時間:1/60秒、絞り値:F5.6、ISO:160
去年、どうしても撮りたかったグンバイトンボの生息地を見つけ、7月に入ったのでいつ行こうか、いつ行けるのかと天気予報を毎日チェックし、曇り予報でしたがあまり遅くなると見られなくなるかも知れないので行く事にしました。夜行バスで向かう途中途中でバシャバシャと雨の中を走行する音が聞こえる。おいおい大丈夫なのか?夜が明け降車駅に着くとうっすらと晴れていて一安心。そこからJR、路線バスを乗り継ぎ目的の公園に到着。何処で見られるかは分からないので取り敢えず沢沿いを歩いて行くことにする。草に付いた露ですぐに靴はびしょびしょ。だいぶ奥に入った所で『カキラン』と書いてある立て札がありキレイな花が咲いていたので先ずは挨拶代わりにシャッターを切る。リサイズのみ
No.1625 最小トンボ ハッチョウトンボ(トンボ科)
NIKON D850+SIGMA 150mm APO MACRO OS+SIGMA APO TELE CONVERTER 1.4x
露出時間:1/200秒、絞り値:F9、ISO:250
露出時間:1/40、絞り値:F9、ISO:200
グンバイトンボの他にハッチョウトンボも見られるとネットに書いてあったので、あわよくばハッチョウトンボもと思っていたら先にこっちが見つかった。小せぇ〜〜っ!赤〜い、嬉し〜〜〜っ!(≧▽≦)ノ。感動だわっ。曇り予報はウソのように晴れて気温が上がり、湿地なので湿度が高く汗が額からだらだら落ちてくる不快さに耐えながらひたすら撮影。一旦撮り終えて先に進むとぐるっと回って来てさっき撮っていた場所の沢の反対側に出て来た。こっち側にもハッチョウトンボいるし、しかも順光で足元がしっかりしていて撮りやすい。トンボしか目に入らなくて周りを全然見ていなかった。園内を歩くとあちこちでハッチョウトンボが見られ、いる所にはいるんだねェ。これで全長は2cm位、1円硬貨とほぼ同じ大きさです。
写真の上にカーソルを乗せると画像が変わります。1枚目はメス、知らなければヒラタアブと間違えるな。2枚目がオス。
No.1626 最後の1頭? グンバイトンボ♂(モノサシトンボ科)
NIKON D850+SIGMA 150mm APO MACRO OS+SIGMA APO TELE CONVERTER 1.4x
露出時間:1/60秒、絞り値:F9、ISO:400
園内を歩き回ってもグンバイトンボが見つからない。カメラを持っている人に聞いたら、この辺にもまだいるはずだけど数は少ないと言われ、気合を入れて再度探し始め、池のほとりで見つけたと思ったらモノサシトンボ。グンバイが近くにいるかもと思って見ていると公園のネイチャーセンターのスタッフが通り掛かったので、再度グンバイトンボの見られる場所を詳しく聞きましたが、やはり少ない様子。色々話し込んでいると、公園の常連さんらしき方もやって来て、曰くグンバイトンボはまだいると思うが1頭いてそれを見つけられるかどうかだよと言われ、ガックリ。でもせっかくなので取り敢えず探してみる事にしました。見られる沢沿いを入念に見て歩き、更にその先まで進み、ダムで沢が途切れる場所までやって来て良く見ると、白い肢が目立つイトトンボが飛んだ。護岸から水際に降りて確認すると、間違いないグンバイトンボだっ!遂に見つけた。ありがとうございます。一人では間違いなく見つけられなかったでしょう。十数枚撮ったところで見失ってしまいましたが、何とか撮れました。この日はセンサーのゴミが醜く写りこむ80Dに変えてD850を使用。80Dと違いフルサイズセンサーなので今までと同じ絞り値だと被写界深度が浅く、肢の軍配部分が良くわからん。もっと絞って撮るべきだったと猛省。また来年もっと早く来るかな。リサイズのみ
No.1627 雲切草 クモキリソウ(ラン科)
NIKON D850+SIGMA 150mm APO MACRO OS+SIGMA APO TELE CONVERTER 1.4x
露出時間:1/30秒、絞り値:F5.6、ISO:400
6年ぶりに山梨の乙女高原にやって来た。高原に近付くにつれ肌寒く感じてきた。でも少し歩くとやはり暑い、風は気持ち良いのだが。林床を歩いていて見つけたラン科の花。変わった形をしているので今が盛りか、もう終りなのか?そもそもこれは花なのか?花が散った後のガクなのかが分からず、周りを探してもここだけしか生えていないのでとりあえず撮りました。結局は今が旬の花でした。ラン科の花は面白いです。リサイズのみ
No.1628 クリイロシラホシカミキリ♂(カミキリムシ科)
NIKON D850+SIGMA 150mm APO MACRO OS+SIGMA APO TELE CONVERTER 1.4x
露出時間:1/2秒、絞り値:F13、ISO:800
森に入り1本1本木を見て歩くとしっかり幹にしがみついて死んでいるセミの死骸があり、見ているとカミキリムシが歩いているのが目に入った。これは間違いなく新種!しかし背負っていたリュックを降ろすのに目を離した直後に視界から消えてしまった。えっ!?飛んでった?周りの木を見に行きましたが見つからない。あ〜ぁ、と元の木に戻り少し上を見ると、何だ、ここにいるじゃん!良かったよ〜。この後、山を歩くと必ずと言っていいほど顔の周りにまとわりついて来るメマトイが左目に入ってしまった。すぐ水で洗いその後はあまり違和感なくいましたが家に帰る途中から目がゴロゴロするので家で鏡を見るとしっかりまだ入っていた。怖いのはメマトイに寄生している線虫の東洋眼虫に寄生される事ですが、どうやらその心配はなさそうです。
No.1629 左目の受難 フタスジハナカミキリ(カミキリムシ科)
NIKON D850+SIGMA 150mm APO MACRO OS+SIGMA APO TELE CONVERTER 1.4x
露出時間:1/15秒、絞り値:F13、ISO:800
朝立ち寄った時には何もいなかったのですが、帰り際に寄ったらヨツスジハナカミキリ、フタスジハナカミキリ、マルガタハナカミキリがイケマの花に訪花していました。まだ撮った事の無いマルガタハナカミキリを撮りたかったんですが、あっという間にいなくなりフタスジだけ数枚撮ったところで雨がポツポツ落ちて来たので慌てて帰り支度をし、ヘルメットをかぶる時に顔の周りにいた虫も一緒にヘルメットの中に入った為、左瞼を刺されてしまい3日間瞼が腫れました。リサイズのみ
No.1630 王者の風格 ミヤマクワガタ♂(クワガタムシ科)
NIKON D850+SIGMA 150mm APO MACRO OS+SIGMA APO TELE CONVERTER 1.4x
露出時間:1/50秒、絞り値:F13、ISO:640
7月3連休の最終日は以前から気になっていた上毛高原へ足を伸ばしてみた。新幹線を降りると暑い。本当に高原か?乙女高原とはえらい違いだ。そしてこの月夜野地区はホタルの保護地区らしく田んぼ脇の沢もしっかりと管理されているようだ。その沢沿いに柳が数本生えていた。柳と言えばと言う事で順に見ていくと、つ、遂にキターーっヽ(≧▽≦)ノ張り出した小枝にでかいミヤマクワガタ。ミヤマクワガタとは人生で2度目の出会い。最初の出会いは記憶では40年以上前に遡らなければならない。ここ最近では死骸しか見ていないし。はやる気持ちを押さえ撮影準備。動かないのでゆっくりと邪魔な小枝をどけていると、ミヤマが掴まっている小枝に手が軽く触れた瞬間に地面に落ちた。えーーーっ!?元の小枝に戻そうとしましたが一旦手で触れるとじっとしていないで動き回り、そして何回も落ちる。こんなチャンスもう無いかも知れないので撮れるまで逃がさないし諦める訳には行かないので、その都度元の枝に戻す。そしてようやく落ち着いてきた所で撮りまくりました。しかしこの後はさっぱりで上毛高原まで来てミヤマクワガタしか撮れなかったのはコスパ悪すぎ!リサイズのみ
撮影期間:2018/06/24〜2018/07/16

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